偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
しかし、その境地に辿り着くまでに、男が通る道のりは険しい。いや、『険しい』というか、『平たんではない』という方が正しい。『険しい』というのは人間の心が捻出するその場への『感想』であって、別に茨のような道を『簡単だ』という人もいるわけだから、別にそう言う必要はない。ただ、『平たんではない』ことは事実だ。茨の道は、平たんではない。平たんなのは、こういう道だ。実に歩きやすそうだ。何も障害が無い。『楽』だ。しかし『楽しい』道のりではなさそうだ。
男には見栄があり、自尊心があり、プライドがあって、誇りがある。それらが邪魔をするのだ。自分がその境地に辿り着く為の徒歩の、足を引っ張るのだ。しかし、矛盾している。なぜ、『それら』があって、足を引っ張るのか。『矜持』という言葉に辿り着けるかどうかだ。その言葉は廃れていない。なぜなら、前述したありふれた言葉でも処理できる事実を、短絡的に解釈した人間が、わかったような気持ちになり、
(俺にはプライドがある!)
などと言って奮起させるのはいいが、実際には彼らは、『見栄とプライドの意味をはき違えている』だけだ。
つまり、遠藤周作が言うように、
自分の無知、無力を真正面から見据えるところから、その『徒歩』が始まるというのに、それから目を逸らし、それでいて『プライドが』とか、どうとか言い出す始末。それでは支離滅裂だ。しかし、男には見栄があり、それがどうしても思慮の邪魔をして、葛藤の答えがなかなか出ないままになってしまうのだ。『矜持』だ。他の言葉で表現してもいい中、この言葉に辿り着いたのなら、もう答えは出ている。
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