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宮本武蔵『だいたい武士の考えていることを推測すると、武士はただ死を覚悟すること、という程度に考えているようだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『だいたい武士の考えていることを推測すると、武士はただ死を覚悟すること、という程度に考えているようだ。しかし、義理を知り、恥を思い、死を覚悟するということにおいては、武士に限らず、出家した僧でも女でも、百姓以下にいたるまで、その差別はない。』

 

『武士道とは、死ぬここと見つけたり』。と言うが、それは別に武士だけに限った話ではないということだ。しかも、『自決する』ということではない。恥を晒して生きるぐらいなら、死を覚悟する。そういう、生き恥をさらさない、高潔な生き方が求められるのは、武士だけではないということなのだ。

 

日本独特の文化ですぐに思いつくのは『サムライ』。『武士道』の精神である。新渡戸稲造の著書、『武士道』は、実にそうそうたる人物と照らし合わせ、その道について追及していて、奥深い。キリストアリストテレスソクラテスプラトン孔子孟子ニーチェエマーソンデカルト織田信長徳川家康豊臣秀吉、枚挙に暇がない。本にはこうある。

『武士道においては、名誉の問題とともにある死は多くの複雑な問題解決の鍵として受け入れられた。大志を抱くサムライにとっては畳の上で死ぬことはむしろふがいない死であり望むべき最後とは思われなかった。

 

武士道が掲げる”7つの神髄”

  1. 『義』─武士道の光輝く最高の支柱
  2. 『勇』─いかにして胆を鍛錬するか
  3. 『仁』─人の上に立つ条件とは何か
  4. 『礼』─人とともに喜び、人とともに泣けるか
  5. 『誠』─なぜ『武士に二言はない』のか
  6. 『名誉』─苦痛と試練に耐えるために
  7. 『忠義』─人は何のために死ねるか

 

著書にはこのようなことが書いてあり、『武士道』という道がどういう道であったか、一目瞭然となっている。上に挙げた『7つの神髄』を考えただけで、『武士道』という精神が当たり前に蔓延していた時代の人間が、どれだけ高潔な精神を追求していたかがよくわかる。そのうち、『忠義』。

 

人は何のために死ねるか。

 

ということについて考えただけで、もう、今回の宮本武蔵の言葉の意味は、紐解かれた。

 

 

 

 

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