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松本人志『どんな頭のいい人でも笑わすことができたというのは、その人が予想もつかないことをいえたっていう、なんか優越感みたいなものを覚える。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『笑ってるとき、人間はみんな無防備になる。この仕事をやっていて嬉しいのは、その無防備な顔を見ているときだ。どんな美人だろうが、男前だろうが、職業も、性別も、年齢も、なんにも関係なく、笑ってるときはみんな無防備で、アホみたいな顔してる。その無防備な顔を見られる優越感というか、嬉しさというか。笑いっていろいろ種類があるけど、僕の笑いは意外性の笑いだから、どんな頭のいい人でも笑わすことができたというのは、その人が予想もつかないことをいえたっていう、なんか優越感みたいなものを覚える。僕にとってその瞬間が、この仕事の醍醐味だ。』

 

例えば昨日松本人志が笑わせていた相手は、『前科者』だ。暴走族、詐欺、麻薬、強盗、窃盗、傷害、ぼったくり、実に様々な過去の犯罪歴を持つ人間が集い、その罪を反省しながら、インタビューに答えるというもの。

 

彼ら不良も、自分達のアイデンティティが崩れないように、見栄と虚勢を張るか張らないかというギリギリのところで、何かがあったら開き直り、居直って暴れる、という雰囲気を暗に醸し出しながら、ダウンタウンを含めた相手側の空気を読む。もちろん、もう反省している身だから暴れることは無いのだが、そこは彼らにも見栄がある。何が起こるかは分からないのだ。しかし、松本は『その緊張感』を笑いに変える。

 

『絶対反省してませんよね?』

 

という言葉を、絶妙なタイミングで、冗談だと完全にわかるような言い方で言う。そういう言葉の交わしあいで、次第に彼らの緊張の糸はほぐれていく。

 

(何だ。ダウンタウンは自分に敵意があるわけではないんだ。)

 

そういう確信を得たのだろう。それが信頼へと繋がり、相手に隙を見せてもいい、という空気が出来上がったわけだ。つまり、そこに『笑い』が生まれた。

 

カントは言った。

 

まさにそこにあったのは、緊張と緩和による笑いの王道メカニズムだった。

 

松本を見ていると、確かに状況が困難であればあるほど、その状況を積極的に笑いに変えていこうとする姿勢が見受けられる。決してひるまないのだ。兼ねてから『M』である性癖を公言しているから、そうじゃないという印象もあった。だが、彼はこと自分が愛する『笑い』に関しては、完全な『ドS』なのだ。笑いのない場所にこそ笑いを生み出す意義がある。彼のそういう哲学が垣間見えるシーンを、いくつもこの目で見てきている。

 

ゴッホは言った。

 

周囲に『無』と評される場所に『有』を生む。その考え方は、芸術家そのものである。

 

 

 

 

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