魯山人『三度炊く　飯さえ硬し　軟らかし　思うままには　ならぬ世の中。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

日本の芸術家　魯山人（画像）

運営者

ふむ…。

考察

この世には、『カオス』というものがあって、例えば『パチンコ玉の動き』を考えてみればいい。あれは、発射の速度や、0.1ミリの衝突のズレ等によって、どれもが違う動きをする可能性があり、無限の多様性を持つ。そういう風に、『1+1』が必ず『2』を導き出すような、そういう思い通りにはいかないことがあるのだ。逆に言うと、それこそが真理。魯山人の示唆するところこそが、真理なのである。

仏教の開祖ブッダが同じことを言っている。『諸行無常』だと。『諸行無常』とは、この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。揺らめき、動き、流動している。それこそが真理なのだ。だから思い通りに行かなくても、理不尽な目に遭っても、 最初からそうなっているのだという真理を知れば、心は平安を取り戻すだろう。逆に、この世が一個人の思い通りに動くと本当に思っているのであれば、それはとんでもない誤謬である。

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