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安藤忠雄『変化の激しい国際環境には、「組織の部品」ではなく、「責任ある個人」でなければ対応できません。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『変化の激しい国際環境には、「組織の部品」ではなく、「責任ある個人」でなければ対応できません。確固とした自己を持たない人が、外国でのビジネスで相手にされるわけがありません。』

 

 

これは別に外国に限った話ではない。当社の方針でも、部下が入社したその日から、一流の教育(私が考える一流のレベルに過ぎないが)だけを念頭に置いて指導・助言を続けて来た。例えば、『人格』を何よりも最優先して、『報酬』など、人格が足りない人間には1円たりとも渡すつもりはなかった。それには理由があって、それ以前にやっていたビジネスで、いやというほど拝金者をこの目で見てきて、少し離れた人間関係には、そのいざこざによって死人まで出ていたのだ。

 

そんな魑魅魍魎の拝金的な世界に敷かれた道を通ってきた私からすれば、まず何よりも先に『人格』という『器』があることが大前提で、それがないのにそこに『報酬』という『水』を入れて、潤そうと考えることは、本末転倒であり、言語道断であるという考えに辿り着いたのだ。金に目が眩み、私利私欲に我を見失い、溺れ、傲慢不遜に陥り、不義理と不祥事を積み重ねる人間が部下に出るのなら、それは上司である自分の責任である、という考えに至ったわけである。

 

それだけではない。スティーブン・R・コヴィーは、著書『7つの習慣』で『主体者』と『反応者』の違いをこう断言している。

『率先力を発揮する人としない人との間には、天と地ほどの開きがある。それは、25%や50%の差ではなく、実に5000%以上の効果性の差になるのだ。』

 

『組織の部品』となることも大きな問題で、『個が埋没』した組織に強い組織などあるわけがなく、そこにあるのは『いくらでも換えがきく駒の集合体』であり、文字通りそれでは使い捨ての消耗品だ。『主体的』でなければならない。主体的であり『自立』していて、『自主、自律、責任』を念頭に置く、『人間のスペシャリスト』でなければならない。そういう『器』の揃った人間だけが、その器に水を入れることが出来、水を入れても、こぼれることがないのだ。かつて、金を奪い合い、死者を出した彼らは、器が小さいのに無理やり水を入れて潤そうとした、成れの果てである。

 

 

 

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