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ゲーテ『長い間考えこんでいるものが、いつも最良のものを選ぶとはかぎらぬ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

しかし注目するべきなのは、『天才の仕組み』の記事内に書いた、『成長の仕組み』である。確かに、ここで書かれているような『セレンディピティ』、つまり『偶然たる思い付きの発想』は、科学の発展の歴史には欠かせないものである。だが、発見というのは、科学者が常にそのことを考えていたからこそ生まれるのだ。

 

こう考えると、『左脳をフル活用し、ショート寸前まで使い切る』。そして、『右脳的な活動をするときに、さしずめ左脳の熱が冷め始め、そこに焼き付き、張り付いていたあるファクター(因子)が明るみになる。』それこそが『セレンディピティ』であり、『ひらめき』であり、『最良のアイディア』なわけであるが、だとしたらゲーテの言う言葉を慎重に解釈しなければならない。

 

セレンディピティ

 

つまり、『長い間考え込むな。無駄だ、そんな時間は。』と言っているのではないのだ。そうではなく、『考えている最中にひらめきがあるわけではない。その観点を一つ、頭の片隅に焼き付けておくことだ。』という方が全ての事象を考える際において、合点がいくのである。このことがとても重要だ。

 

『長い間考えこんでいるものが、いつも最良のものを選ぶとはかぎらぬ。』

 

例えば、自分が長い間『誤解』し、あるいはコンプレックスとして抱いていたものがあるとする。自分はそれに固執し、そうだと決めつけ、その閉ざされた狭い範囲の中で生きていたとする。

 

(今までだってそうやって考えて生きてきたんだから、これからだって同じだ。)

 

そう考えて、今朝起きた時、昨日までの記憶を正当化して、生きていこうとする人がいたとする。しかし、それは『誤解』なのだ。そして、コンプレックスは思い込みなのだ。見るべきなのは以下の黄金律である。

 

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一人の人間の思い通りになるようにこの世はできていない。その決定的な真理を直視できない人間の脳が、『誤解』するのは当然だ。

 

 

 

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