目次
考察
『無限スパイラル』
そういう言葉を聞いたときにイメージできる感覚は、まるで、一生抜けることの出来ないらせん階段を、ぐるぐるぐるぐる回り続ける、そういうものである。
井戸の水は、汲めば汲むほどきれいな水が出てくるわけではない。
むしろ、最初の水の方が綺麗だ。下に行けば行くほど、井戸の底の汚れが付着している。
例えば、モンテーニュは、
と言って『生きながらえる人生』について警鐘を鳴らしたが、しかし、万に一つ目の前の事故現場から命からがら人を助けたとしても、まさにその瞬間に遠く異国で亡くなっている子供の命は、救えない。
一体どうすればいいのか。それは、考えれば考えるほど、無限スパイラルにはまっていく。
だからといって『死』を選択する?
どうやらそれも賢明な選択肢とは言えないようだ。
例えば仏教の開祖、ブッダは、
と言っている。最初から自分たち人間は、無知で無力なのだと悟ること。これが人間に与えられた分なのである。
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