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佐藤一斎『少年のときはまさに老成の工夫を著すべし、老成のときはまさに少年の志気を存すべし。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

若い時に大人になろうとし、歳を取ったら若くあろうとする。これは正直、『無い物ねだり』であり、欲と執着に心を支配された、醜い人間の心の動きである。もちろん、佐藤一斎はそういうつもりで言っていない。違うつもりで言っている。例えば、若い時でも大人のように節度を持った行動を取り、歳をとっても年齢を言い訳にしないでいつまでも若々しくあれ、その様なことで言っているのだ。

 

未成年が殺人をしても少年院で済んだ時代があった。しかし、人を殺しておいて1年や2年という年月で社会に出てこれるのは、いくら未来年といえども、許しがたいことなのではないか、そう考えた世間が、少年法を改正させ、未成年でも懲役刑を受ける様に変わった。この事実を援用する(都合の良いように解釈して悪用する)未成年の存在も、その判断に至る為に関わった一つの大きな要因である。また、高齢の場合においても、(自分はもう歳だ)と言い聞かせてしまうと、本当に身も心も老いていってしまう事実があることを考えても、佐藤一斎の言葉は、それを的確に諭してくれる、素晴らしい助言なのである。

 

しかし私は、それらを全て踏まえたうえでこの言葉を見た時、『違和感』を覚える。子供は子供であり、青年は青年、老人は老人なのだ。そしていずれ必ず人は死ぬ。それを真正面から考えた時、今日、自分が取るべき行動は、どういう行動だろうか。

 

 

 

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