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カント『法においては、他人の権利を侵害するときは罰せられる。道義的には侵害しようと考えるだけで罪である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]ドイツ哲学者 カント画像)[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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目次

考察

法律では、

 

(犯罪をしたいなあ)

 

と思うだけでは、それを取り締まれない。(犯罪をしたいなあ)の中には、(あの店のケーキ全部無料で食べたいなあ)とか、(このお金誰も見てないから持って帰りたいなあ)とか、(あの人とSEXしたいなあ)とか、そういうことも含まれていて、それは、人間の生理的欲求だったり、本能の部分だったりするから、それを『悪』として取り締まることになると、『人間崇高主義』に成り下がってしまう。

 

他の動物は皆同じようにそうやって本能で動くからだ。それなのに『人間だけは違う』などと言って、人間の特別性を主張することは、人間本位であり、その考え方の延長線上にいるのは、宇宙の覇者面をした、傲慢不遜の勘違いをした愚か者である。人間も動物も同じだ。まずはそれを理解することが重要で、頭でそう思ってしまうことは当然なのだ。日本文芸社『脳とカラダの不思議』にはこうある。

一般の動物は、育てやすい季節に出産を行えるように発情期というものが脳の中にプログラミングされているが人間の場合はいつでもセックスが可能だ。これは、脳の中の大脳皮質が深く関係している。生殖に関するメカニズムを担っているのは脳幹にある視床下部であるが、人間の場合は大脳皮質の前頭連合野も性行動に深く関係している。もし、視床下部だけに性行動が支配されているとしたら、人はひたすら欲望の赴くままにセックスを求めて、社会的な秩序はあっという間に崩壊してしまう。

 

つまり、頭(視床下部)でそう考えてしまうことは当然。それは人間が動物だからだ。その他の動物と全く同じなのだ。しかし、人間はその中でも最も高度な頭脳を持っている動物だから、その暴走を放っておくと、社会的な秩序はあっという間に崩壊する。それはSEXの問題だけではなく、例えば、爆弾を作って地球を破壊してしまう可能性がある。他の動物にそんなことをする者などいないのである。

 

だから『法律』があって、それがその暴走のブレーキの役目を果たしているのだ。ただし、カントの言うように道義的には(侵害したい)と思っただけで、そこには『邪悪に侵された心』があると考えることは、とても重要である。何しろ、それが発展して、暴走して、罪を犯してしまうのだから。人間関係のトラブルが原因で発生した傷害・殺人事件の中には、『気づいたらやってしまった』と言う人が、後を絶たない。それは、カントの言うことを常々考え、戒めていたら、あり得ない心理的状況なのである。

 

 

 

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