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ラ・ロシュフーコー『小さい事に身を入れすぎる人は、通常大きな事ができなくなる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

例えば、よく1円単位で、主婦が日常の買い物に汗水たらしていることがある。いや、それ自体はいい。毎日の生計を立てることに真剣になるのは、当然なのだ。だが、ある主婦の中には、わざわざ隣町まで車で行って安い買い物をするが、実際はガソリン代を払っている計算をしなければならない為、総合的に考えると、マイナスになってしまっている人がいた。

 

あるいは、日々の小さな小銭のやり取りに慣れてしまい、旅行や、車や、家という大きな単位になると金銭感覚がマヒし、何百万円、時には何千万円を損してしまう人がいるのだ。まさに、ロシュフーコーの言う言葉通りの展開である。日々の些事に囚われ過ぎて、大局を見誤らないように注意するべし。

 

金銭感覚

 

『小さい事に身を入れすぎる人は、通常大きな事ができなくなる。』

 

またこの言葉を受け、例えば次の黄金律を考えてみる。

 

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これを曲解すると、

『だって一歩なんてここで言う『小さいこと』だから、そんなことに身を入れすぎてはダメだよ。大きな成果を得られなくなる。大きな成果を得るためには、ちまちまやっていてはダメだ。大きく狙わないと。』

 

ということになる可能性がある。しかし注意しなければならないのは『身を入れすぎる』という言葉だ。そうすると例えば、『この日だけが人生のすべて』という強迫観念に襲われ、身動きが取れなくなる。実際にはそうではない。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

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つまり、人間はどのみち過去も未来も生きることはできず、今日しか生きることはできない。だが、今日を生きることはできる。それはつまり、今日を全力で生きるべきであるということを意味しているのである。だが、全力で生きるということと、『今日この日で人生が終わる』と解釈するのは意味が違うことになる。

 

もちろん、ホラティウスがこう言ったように、

 

今日が人生最後の日だと『思って過ごす』のはいい。 だが、『思い込む』のは違う。実際に今日が本当に最後になる確率はそう高くはないからだ。『身を入れる』のはいい。だが、何事も『すぎる』というのはよくない。良い加減が必要だ。『いい加減』ではなく良い加減で確かな一歩を踏み続けることが必要である。

 

イチローは言った。

 

一歩

 

 

 

 

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