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ラ・ロシュフーコー『現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう?』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

作家、村上龍はこう言っている。

『自分が欲しい物が何かがわからない人間は、何も手に入れることは出来ない。』

 

まずはこのロシュフーコーのこの言葉を、ドストエフスキーがこう言った様に、

 

『今の自分が幸か不幸かも理解していないのに、将来の自分のことなど憂う必要はない』という、『明日は明日の風が吹く』の様なメッセージだと受け止めることもできる。だが、私が受け止めるのは、村上龍と同じ線の上にある意味合いだ。基本的に私は『慰め』ではなく『戒め』で考えることを誓っている人間なので、どうしても慰め方向に傾こうとすると、それに反抗する癖がついている。それは、クリスチャンの親の下に生まれた、運命でもある。

 

クリスチャン

 

要は、

 

自分が今、イチローの様なメジャーリーガーでもないのに、将来、自分がメジャーリーガーになってハイレベルな生活を送ることを想像し、何十億円規模の引き抜きの話に、伸るか反るか…

 

という妄想を抱いても、時間の無駄である。そんなことをする暇があったら、まずは自分が本当にイチローのように、小学校からメジャーリーグに行くことを決意し、友人との遊びも絶ち、歩くべき道を一歩一歩歩く覚悟があるかどうか、自問するべきである。

 

下記の黄金律にもあるように、

 

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『現在の積み重ねが、未来』だ。それはイチロー曰く、

 

ということなのである。このたった一度の人生で、自分がやるべきことが何であるかを悟るのは一日でも早い方がいい。私の部下には、丸10年という時間、『自分がこの人生で何をやりたいか』を明確に出来ず、時間をどぶに捨てた人間がいる。

 

10年だ。10時間や10日ではない。私はこの10年という時間彼を見てきた。その私が言っているのだ。『時間をどぶに捨てた』と。そして当然彼にもこの10年間、それを言い続けてきた。『このままでは有限の人生の時間内で、お前は何も成し遂げることができない』と。

 

人生

 

彼がこのように厳しい評価を受けるのは、自分のやりたいことを定めず、未だに遅刻を二日連続でしてしまうような自堕落な人生を歩んでいるくせに、待っていればチャンスが訪れるかもしれない、という射幸的な発想をいまだに捨てきれていないからだ。だから『どぶに捨てた』という表現を使った。つまり、この10年もその発想でただひたすら責任を外部に押し付け、アウトサイド・インの発想に依存してきたのだ。

 

しかし実際はインサイド・アウトだ。自分が決めるのだ。イチローが野球選手に、錦織圭がテニスプレイヤーに、羽生結弦がプロアイススケーターになることを決めてそれを現実化させたように、自分が欲しい物が何かがわからない人間は、何も手に入れることは出来ない。

 

 

 

 

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