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モンテーニュ『財産の貧乏を治すことはたやすいが、精神の貧しさを治すことはできない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

いや、訳の間違いだろう。治すことは出来る。人間をそういう風に決めつけて揶揄するだけの言葉など、名言として残ることは無い。

 

恐らくはこういう訳の方が的確だ。

『財産の貧乏を治すことは容易だが、精神の貧しさを治すことは容易ではない。』

 

つまり、ドストエフスキーの言うように、

 

 

というわけで、拝金的で安易かつ軽薄な人間でも、金を手に入れることはできる。その時点で、『貧乏を治す』ことに当てはまるし、あるいは、そこから一度金を失っても、また拝金的になれば、金を捻出することは出来る。

 

人を騙したり、殺したり、武器・麻薬を売ったり、孤児をさらって売ったりすればいい。そんなことは、『力』に屈し、それに支配されれば、誰もが出来ることだ。そんなことは自慢にもならない。むしろ、人の道を踏み外したことによって、『恥さらし』の烙印を押されることになる。

 

 

こういう人間の『精神の貧しさ』を治すことは、容易ではない。それは、歪曲しすぎて矯正に時間がかかるということもあれば、その歪曲した人格、つまり軽薄で浅薄で、拝金的な考え方で、無理矢理『金を捻出』することが出来ても、それと同じやり方で『精神を治す』ことは出来ないということでもある。精神の修養、徳の蓄積と向上、人格の鍛錬は、一朝一夕にはいかないからだ。

 

しかし、悔い改め、やり直すということになれば、彼もまた人生をやり直すことが出来る。

 

 

 

 

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