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三木清『感傷には常に何らかの虚栄がある。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『虚栄』というのは、中身が無いのに、実質以上のようにみせてふるまうこと。つまり『相応』ではないのだ。『不相応』なのである。悲劇のヒーロー・ヒロインを気取っている人は、往々にして三木清の言う通りに当てはまる。

 

しかし、イギリスの哲学者、ラッセルの言う様に、

 

感傷に浸るのはいいが、周囲の人は、自分が思っている以上に冷めた目で見ていることがある。あるいは怒りに心を支配されている場合は、相手ではなく、自分自身への『執着』がそうさせていることがある。どちらにせよ『独りよがり』だ。単なる見栄っ張りならこの事実から目を逸らして斜めから見て物を言い、プライドのある人間ならこの事実を真正面から見て、恥を知る。

 

『感傷には常に何らかの虚栄がある。』

 

例えば、

 

うぅ…私なんてどうせ何もできない…

 

という感傷に浸っている人がいるとしよう。しかし、この世に目を向けると、五体不満足の子供が、藁で作ったサッカーボールを一生懸命蹴って、疑似サッカーをして遊んでいる。それしか選択肢がないからだ。またある人は、昨日大切な人を失った。理不尽な暴漢に襲われ、あるいは不可避の天災に見舞われ、不慮の事故に遭い、不治の病に侵され、命を落としたのだ。

 

その人やその遺族の前で、同じセリフが言えるだろうか。言えないのであれば、そうして浸るその感傷は、『虚栄だ(相応ではない)』。身分不相応である。人間が取るべき身分相応の態度とはいったい何だろうか。それは、下記の黄金律を理解したときに見えてくるのである。

 

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生きているだけで、丸儲けなのだ。そして人間は必ず死ぬのだ。最初からそれが人間の相応なのである。それがわかった人間の命は、躍動する。残りの命の日数を、そういう人たちのためにも全力で生きることを誓うからだ。

 

 

 

 

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