ミケランジェロ『余分なものを取り除いていくことにより、彫像は完成していく。』

08/08/2019

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]イタリアの彫刻家　ミケランジェロ（画像）[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
[adrotate banner=”6″]

考察

この言葉を、単純に彫刻の話で考えてもいいが、思い出したのはニーチェのこの言葉だ。

『常にいつも、汝自身であれ。汝自身の教師、彫刻家であれ。』

人間の人生が、『一つの彫刻を完成させるための過程』だと考えた場合、このミケランジェロの言葉は、極めて傾聴に値する、人生哲学の話になる。そもそも人間の学習の原則は、『覚える』ことではなく、『諦める』ことにある。オギャアと生まれて、まずどの国の親に生まれるかだ。もしドイツ人の親の下に生まれたのなら、日本語や中国語を覚えることは『諦める』必要がある。

全ての知識を詰め込んで、全知全能の神になることは、出来ない。絶対に出来ないと言っていいだろう。だとしたらやはり、どんなに優秀な天才でも、何を覚え、何を覚えないか、という『諦め』の選択はしなければならない。

ウィリアム・ジェームズも、

『読書のコツは拾い読みにある。従って、賢明になるコツは何を捨てるかを知る術にある。』

と言ったが、こと読書において考えても同じことなのである。そこまで考えた時、ミケランジェロの言葉はどう響いてくるだろうか。

エジソンは言った。

『ただ一つ違うのは、彼らの仕事は非常に多岐にわたり、私はたった一つの仕事に全てのエネルギーを集中する点だ。』

[adrotate banner=”7″]