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ホラティウス『何事にも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

例えば『国境』と考えてみる。そこに引かれた線は、一応『適切な位置』として見定められたのだ。線を引いて、国の敷地内とした。一歩踏み込めば、そこは違う国だ。違う法律が適用され、違う考え方が浸透している。

 

 

国境に住んでいる人は、そうでない人に比べて、このことについてよく考えることがある。たった一歩渡っただけで世界が変わる。こういうことを考えてみると、どこか滑稽である。そもそも、なぜ国が別れているのか。国も言語も宗教も、分かれていなければ争いは減り、仕事や機会も増え、人間の可能性が大きくなるというのに。

 

だが例えば、線の向こう側で理不尽な事件に遭い、線のこちら側に逃げて来た、というケースがあったとする。

 

彼女は、この線に救われたのだ。この線のあちら側では、その理不尽を罰する法律がないのである。だとしたら、線で仕切られていることが、あながち『悪』とは言い切れない。この世の至る所にも『区別』という概念が存在する。『差別』ではなく、区別だ。そう考えると、(差別さえなければ、区別は時に弱者の味方をする)という発想は、容易に飲み込むことが出来るのだ。

 

ただ、なぜ彼女がその事件を『事件』と認識し、『理不尽』と認識したかは定かではない。ある人からすれば、その一件は、普通なのだ。だからこそ、線の向こう側では、それを罰する法律が無かった。

 

分析心理学の創始者、ユングは言った。

 

なるほど、人間というものは実に、複雑である。

 

byソフォクレス

 

 

 

 

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