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ベートーヴェン『希望よ、お前は心を鉄に鍛える。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]神聖ローマ作曲家 ベートーヴェン画像)[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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目次

考察

逆に、希望がない人間の心には、ぽっかりと穴が空いている印象を受ける。これは、私の部下にそういう人間がいるから、よくわかることなのだ。この人間は、本当に『心にぽっかりと穴が空いている』という表現がピタリ来るような、そういう人間だった。『だった』というか、別に今も著しい変化があったわけではない。

 

一応彼にも理由がある。幼少期に、事故で兄を亡くしているのだ。それが大きな原因であると断定して間違いないだろう。彼の髪の毛は中学時代から既に白髪が生えていたが、恐らくそれも、その時に負った精神的負荷の大きさを表しているはずだ。彼はある時、

 

[say name=”” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]感想文を、書けません。[/say]

 

とかいう、時空が捻じ曲がる発言をした。何らかの障害を負っていない限り、『感想文が書けない』ということは、絶対にありえないことである。小学生とて、絵日記にその日の感想文を書くことが出来る。それが、20代後半の人間であるなら、尚のこと出来て当然だ。しかし彼はそう言って、本当に文章を書いてこなかった。例えば、そういうことがあったわけだ。そしてそんなことは氷山の一角なのである。

 

ベートーヴェンは、『希望は心を鉄に鍛える』と言ったわけだ。それなら『絶望は心を軟弱にさせる』という図式が成り立つわけだが、あながちそれは、間違った理論ではない。そういう部下を見て来た私が考えても、的を外していない。

 

では、私の心はどうなのかというと、私の心は今、鋼の様に頑強であり、この腹に据えた一本の鉄の槍は、断固として折れることはなく、いや、折れたとしてもまた絶対に復活させて、むしろ元よりも強化させて、再びそれを掲げることを覚悟している。それ故、頑強である。そしてそうなるまでには、実に幾多もの波乱に満ちた茨の道を通り過ぎる必要があったのだが、今ではそれに感謝しているほどで、私のこの頑強で不撓不屈の精神は、絶望の淵から這い上がることで、形造られたと断言していいだろう。

 

つまり、この部下など、まだまだ絶望の『ぜ』の字も知らない甘ちゃんだ。本当に絶望に堕ちた人間は、わずかな日常の光を見ただけで、心を震わせるものである。悲劇のヒーローを気取る余裕があるだけ、まだ甘い。

 

ココ・シャネルは12歳の時に母親を亡くし、すぐに実の父親に捨てられて、孤児院生活を余儀なくされた。ナポレオンは癲癇もちであり、松下幸之助は、小学生の頃から丁稚奉公で働かされていた。オプラ・ウィンフリーは幼少期に親戚に性的虐待を受け、暴行され、マルコムXは、母親が白人から強姦されていて、父親は白人にリンチされ、殺され、国に『自殺だ』として隠蔽された。

 

まだまだ話はたくさんある。それと比べて部下はどうだ。自分は、どうだ。心を鉄にしなければ乗り越えられないほどの窮地に陥っていないだけだろう。

 

 

 

 

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