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平尾誠二『部下への指示は最初からあまり細かいところまで決めないことです。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『部下への指示は最初からあまり細かいところまで決めないことです。むしろ、「ここだけは」という肝心のポイントだけ伝わればいいと考え、指示にはなるべく隙間をつくっておいた方がいいでしょう。そうしないと、部下がイマジネーションを発揮する余地がなくなってしまいます。部下に一律に同じことをやらせる方が効果的という考え方にも一理あります。ただし、それでは個々のモチベーションはあがりませんし、組織のパフォーマンスもすぐに頭打ちになってしまいます。』

 

 

松下幸之助は言った。

 

主体性が無くなるのだ。全て指示して、部下がYesマンになると、言われたことしか出来ない人間になる。

 

『言われたこともできない人間、言われたことしか出来ない人間、言われたこと以上のことが出来る人間』

 

とあった場合、当然最後者でなければならない。だから当然、原則としてはここで出ている通り、主体的にやらせることが重要である。しかし、この理論を完全に理解しているはずの私と、その部下は、『言われたこともできない部下め』と思い、『僕は言われたこともできないし、余計な事をしてしまう』と思って、人間関係としてはあまりよくないものとなっている。それは一体なぜだろうか。

 

全ての人間が、主体的に人生を生きれるわけではない。私の部下の様に、幼少期に兄を事故で亡くして以来、生きる目的を見失って、あるいは、人と慣れあっているだけで、その大きく空いた損失を穴埋めできているから、それでいい、と思っているような、人生に何の目標も見いだせない人間もいるのだ。

 

こういう人間に、主体的にやらせようと思って放っておいても、あまりにも長い長い時間が浪費されていくだけで、悔いの残る結果となるだろう。従って、『急かす』必要がある。その急かしている間に抱くのが、前述したようなお互いの感想なのだ。つまり、私が要求さえ下げれば、部下のレベルに合わせれば、別に『言われたこともできない馬鹿め』とは思わない。『自分のペースで進んでるな』とでも思って、本人も『少しずつでいいからこのペースでやるんだ』などと思うことだろう。

 

だが、これは当社の問題だ。男と男の問題だ。いずれ生まれる彼の子孫の問題だ。そして、死んだ兄に対する問題だ。どうやって人生を生きていけばいくことが最善なのか。彼だけではなく、全ての人間が、このたった一度の人生で問われている。

 

 

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