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平尾誠二『入学した当初は、練習が嫌で嫌で仕方がありませんでした。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『高校時代の恩師である山口良治先生の指導法はスパルタ方式で、入学した当初は、練習が嫌で嫌で仕方がありませんでした。しかし、苦しい練習を強制させられているうちに、自分が強くなっていくのが実感できました。それで練習が面白くなって、結局、先生に言われなくても、自発的に練習に取り組むようになりました。』

 

生徒にとって、最も重要なのは、最後の部分だ。『自発的に練習に取り組む』。つまりは、主体性である。最初は主体性がなかった。だから、『嫌で嫌で仕方がない』という感想を抱いた。しかし、そんな強制的かつ反応的な指導・教育を受けていく中で、自分の中に、確固たる実力がついていることを実感できるようになり、それがそっくりそのまま、自分の自信となった。

 

すると、果敢に挑戦できるようになった。まるで、フリースローが100発100中で決まるようになった選手が、自信満々にフリースローを打つように。リフティングを100回以上難なくできるようになった選手が、おもむろにリフティングを始める様に。

 

 

つまり、嫌々だったのは、自分に自信がなかったからだった。そして、実力をつけて、別にそのスケジュールでも難なくこなせるようになり、そこに恐怖心というものが一切なくなった。すると、厳しさと同時にあったはずのもう一つの要素、恐怖心がなくなった時、そこに残ったのは、単なるスポーツの快感だった。

 

スパルタ教育というのも、別に自分がそう思わなければ、そうならない。いじめと一緒だ。考え方次第である。単純に、『鍛えてもらっている。強くなっていることに喜びを覚える。』という発想をすればよかっただけだったのだ。

 

しかし、それが最初は出来なかった。そんなことも考えながら、自分の心身がトレーニングによって鍛えられたのを思い知ると、次第に先生の顔が『鬼』ではなく、『鬼を装った人格者』に見え、そこに恐怖や憎悪ではなく、敬愛と信頼を感じることができ、むしろ『先生の手を煩わせてはいけない』とすら考えるようになる。

 

『先生が鬼であるということは、俺たちがだらしないだけだ。先生を鬼にしないようにするためには、俺たちが努力すればいいだけだ。』

 

このような発想に辿り着いたチームは、強くなる。

 

 

 

 

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