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トーマス・マン『道に迷うこともあったが、それはある人々にとっては、もともと本道というものが存在しないからのことだった。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

道がある。ハッキリと見える。真っ直ぐに見える。だとしたら、その一本道を歩くことを戸惑う人はいない。しかし、もしこうした道がハッキリと見えていないのであれば、それは例えば迷路が目の前に立ちふさがったときのように、どう行けばいいか、どの方向を目指せばいいか、迷うだろう。

 

トーマス・マンのこの言葉は『ある人々にとっては、本道が存在しない』というものだが、なぜ『自分にとっては』ではないのだろうか。自分にとっては、本道も脇道もない、ということだったなら、

『最初からこの人生に本道も脇道も無い。つまり、答えなんてないんだから、イギリスの詩人、アレキサンダー・ポープの言うように、

『私たち一人一人が航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、理性は羅針盤、情熱は疾風。』

 

ということで、自分が確信した進路をひた進めばいいんだ。』

 

という解釈が出来るが、『ある人々にとっては』というと、まるで『自分は違うのだが』という印象を受けるわけで、『自分に本道はあるが』というように、そこに一線を引いているように見える。

 

 

何とか結論を絞り出すとすれば、

『ある人々にとっては、もともと本道というものが存在しなかったから、その人々を見て自分も一緒に、迷ってしまった。この世がゴールのない迷路のようなものだと思ってしまった。しかし、自分には自分の生きるべき道、つまり本道がしっかりとあり、それを知ったことで、彼らと自分は違うのだということを悟ると、目の前にその本道がハッキリと浮き彫りになり、道に迷うことが無くなった。』

 

という方向である。

 

 

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