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ジョシュア・ビリングズ『小さな事柄が人を悩ませるのだ。象が向かって来れば身をかわして逃げられもするが、蝿からは身をかわすことができない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

しかし実際には像と遭遇し、逃げ方を間違えるとその想像以上のスピードに圧倒され、あるいは命を落とすこともあるだろう。また、この時代を生きる私は必然的に、地震、津波、台風、あるいはつい先日あった活火山の噴火を思い出すが、どれも極めて大きな事柄だが、それを避けられず、多くの人が命を落とした。そう考えるとこの言葉に説得力はないが、その解釈は、この言葉の意味するところの的を捉えていないのである。

 

活火山

 

芥川龍之介は、

 

と言って、『細部、部分』がおろそかにならないように諭したが、『部分の最適化が、全体の最適化になる』ことがあるのだ。『割れ窓理論』とは、『建物の窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も間もなく全て壊される』という意味。些事、細部、小さな事柄を軽んじることの無いように努めなければならない。

 

『小さな事柄が人を悩ませるのだ。象が向かって来れば身をかわして逃げられもするが、蝿からは身をかわすことができない。』

 

またこれは、こういう視点からも考えられる。

 

イギリスの作家、ウィリアム・ヘイズリットは言った。

 

人はある種の麻痺をしている。したがって、ウィリアム・ヘイズリットの言うように、遠いところで大勢の人の命が失われていることよりも、今この瞬間に自分の指先にある『ささくれ』の痛みの方が、現実味がある。したがって、この言葉は人が『ある種の麻痺』をして生きていることを示唆したものでもある。それを考えた後、以下の黄金律を見てみる。

 

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人は美味しいご飯を食べられれば、脳内には報酬系物質のドーパミンが放出される。ドーパミンが放出されれば、人は多幸感に酔いしれることができる。つまり、『幸せだ』と感じることができる。

 

ドーパミン

 

だが、その時遠いどこかで理不尽に命が失われている。こうした視点から目を逸らさないようにしたい。そういう人こそが『人間』の称号にふさわしい。

 

 

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