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ジョージ・ルーカス『二時間の間、すべてを忘れられる映画をつくろうとした。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『スター・ウォーズ』で一世を風靡したルーカス。その後、親友のスピルバーグを監督に起用し、『インディ・ジョーンズ』を制作。彼の手掛ける作品は、どれもこれも歴史的な名作ばかりだ。問題提起する映画ではなく、観客を喜ばせる映画を。彼のモットーは、そういう信条だった。私は映画ファンとして、そのどちらの映画でも楽しみたいと思う視聴者の一人だ。毎週映画館に行く私から見て、本当に彼の言うように『時間を忘れる』という映画は、一握り。だが確かに、そういう映画に出会えた時は、何とも言えない至高の喜びで、心が満たされているのがわかるのだ。

 

映画

 

しかし、本当に『観客を喜ばせる映画』を作ることは、善いのだろうか。例えば世界が混沌に陥っているとき、つまり、『どの方向が正しいのか』ということについて混乱し、秩序が狂って統制がとれないとき、映画で上映すべきなのは、

 

  • 問題提起する映画
  • 観客を喜ばせる映画

 

の、どちらが相応しいだろうか。観客を喜ばせれば、多くの人に観てもらえる。多くの人に観てもらえれば、興行収入が増え、多くのお金が入って、またそれを軍資金にして最高の映画が作れる。確かにそういうメリットがあるだろう。だが、世界が混沌としている時、その『混沌に陥った人々を喜ばせる映画』を作るということよりも、『混沌に陥った人々に問題提起する映画』を作った方が、社会貢献にもなり、相応しい印象が漂う。だが、冷静に考えてみると、

 

  • 問題提起する映画
  • 観客を喜ばせる映画

 

の二つは、『規模』が圧倒的に違う。つまり、前者の場合は『多くの人間に問題を提起でき、一部の人間はそれを受け、行動に移せる』メリットがあるが、後者の場合は、『多くの人間が結果的に喜ぶ』ことが出来る可能性がある。『多くの人間が結果的に喜ぶ』。それはつまり、その混沌が治まり、秩序たる方向がどの道かが見えて、歓喜することを意味する。ただ単に問題提起する映画よりも、こっちの方がスケールが大きく、効率的なのである。

 

映画

 

映画は我々のもう一つの人生(アナザーライフ)。彼のような熱い監督がいる限り、まだまだ人間の歴史で、有意義な時間の過ごし方の上位にランクインするだろう。 時に一本の映画は、人間の人生を大きく変える。

 

 

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