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神谷美恵子『運命というものは、必ずしも人間にとって悪いものばかりをもたらすわけではないのだが、人間の身勝手な性質として、良いことは当たり前のこととして受け取りがちである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

ドイツ帝国初代宰相、オットー・フォン・ビスマルクは言った。

 

彼女らの言葉を聞いてわかる通り、我々は、自分への肯定的な意見は取り入れるが、否定的な意見は拒絶する。ランキング式の『占い』何かでも、順位が良いときは信じるが、悪いときは信用しない。

 

 

こう言う風に、自分にとって良い情報だけを集めていく人間は多く、そしてそういう人は往々にして、偏っていく。私がそうだ。私が、自分のことを正当に評価しない人間を絶対に許さない。それは子供の頃、良心からクリスチャンであることを強要されたことが、大きく影響しているのである。以来、不当な評価をした(私の意志を無視し、ないがしろにしたにした)人間を認めることは絶対になくなった。老若男女問わずだ。身内恋人関係ない。子供と動物だけだ。許されるのは。

 

上では『偏る』と言ったが、そりゃあそうだろう。この世に偏っていない人間など存在しない。まずは国籍が違う。『人間』という国籍を持ち、全ての言語を喋り、法律をマスターする人間はいない。好きな食べ物も違う。アレルギーも違うし、好みも違う。だとしたら偏っている。つまり『偏る』ということは、言い方を変えると『オリジナルの人格が形成される』ということにもなるのだ。

 

自分の心が全てのカギを握る。その心が、何をチョイスし、何を諦めるか。その選択の一つ一つが、人格を象り、横一線で同じだった幼少期から、こうも多様性が生まれるようになるのだ。皆、自分のたった一度のこの人生を、悔いの無いように生き貫きたいと心の底で願っている。だから花や、花火や、気高い命や、儚いものにとても共鳴するし、恋や、お洒落や、お金や、力に目を奪われてしまう。それが人生の充実に繋がっていると思うからだ。

 

 

否定的な意見は、自分の人生の充実に繋がっていると思わない。まるで、自分の人生が否定されたような気がして、傷つくし、ふさぎ込むし、嫌になる。しかしその逆の、肯定的な意見を言われると、自分がこの世に生まれてきたことに誇りを覚えることが出来るということなのだ。詐欺師は、この人間の性質を逆に利用して、相手をとことんまで肯定し、自尊心を高めさせ、そこに出来た隙に付け込み、相手を騙して権利を奪う。そう考えると、いささか『否定的な意見を言う人間』も、一刀両断に『人生の敵』として決めつけるのは良くなさそうだ。何しろ彼、彼女は、『損な役を買って出た』、数少ない『真友』なのかもしれないのだから。

 

 

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