偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]日本のプロ野球選手 王貞治[/say]
[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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考察
人間は、常に100%の動きをすることはできない。出来るのであれば、絶対にミスをすることはない。しかし、一流と言われるプロでさえ、ミスをすることはある。例えば、タイガー・ウッズやイチローといった超一流選手はなぜあれほどまでに努力を重ねているのに、土壇場になってプレイに乱れが出てしまうことがあるのだろうか。権威ある脳科学者、池谷裕二氏の著書『単純な脳、複雑な「私」』にはこうある。
たとえ同じ場所、同じ距離、同じクラブと、全てを同じ条件して打ったとしても、なぜかうまくいくときと、いかないときがあるんだ。それはなぜかって話。(中略)では、その握力の強弱は、何によって決まるのか、というのがこの論文。結論から言うと、それは『脳の揺らぎ』で決まる。
(中略)──ゆらぎ。そう。回路の内部には自発活動があって、回路状態がふらふらとゆらいでいる。そして『入力』刺激を受けた回路は、その瞬間の『ゆらぎ』を取り込みつつ、『出力』している。つまり、『入力+ゆらぎ=出力』という計算を行うのが脳なんだ。となると『いつ入力が来るか』が、ものすごく大切だとも言えるよね。だって、その瞬間のゆらぎによって応答が決まってしまうんだから。結局、脳の出力はタイミングの問題になってくる。
どんな一流の人間で、天才と呼ばれる人間も、ロボットのように正確に、同じ結果を捻出することはできない。様々な影響によってバロメーターに変化が起きてしまうのが、人間というものなのである。だとしたら、『一度しかない試合』で、『たまたま100%が出るとを期待する』のは、半ば、『運試し』に近いものがあるわけだ。
しかし、試合を運試しの様なつもりで臨むのは、いささか無責任だ。やはり、プロとしてやる以上、本番で100%の実力を出さなければならない。だが、それをコントロールすることは出来ない。だとしたら、普段から120%の力を振り絞っていればどうだ。たまたま試合で調子が悪くても、それは『100%でしかやっていなかった時の実力』とほぼ同じものが出るかもしれない。
こうしてメーターを二つ並べればわかるが、確かにその日、下の『赤いメーター』の実力しか出せなかった。普段は『緑のメーター』ぐらい出せるのだ。しかしこれは、上のメーターが120%であった場合のメーターであり、実際は、この『赤いメーターの数値』は100%である。つまり、普段自分が120%を出すことを当たり前としていれば、自分の中で、それが自然と100%になってくる。そうすると、試合でもし80%しか出せなくても、実際は普段120%出しているので、結果的に元々あった100%の実力が出せることになる。
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