名言と向き合う– category –
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芥川龍之介『女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。』
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芥川龍之介『周囲は醜い。自己も醜い。そしてそれを目のあたりに見て生きるのは苦しい。』
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芥川龍之介『他を嘲る者は、同時にまた他に嘲られることを恐れるものである。』
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芥川龍之介『好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。第一に、歓喜を語るに良い。第二に、不平を訴えるのに良い。第三に、いてもいなくても良い。』
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芥川龍之介『女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である。』
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芥川龍之介『あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから。』
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芥川龍之介『道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。道徳の与えたる損害は完全なる良心の麻痺である。』
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芥川龍之介『人生は地獄よりも地獄的である。』
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芥川龍之介『人生は常に複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは、暴力よりほかにあるはずはない。』
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芥川龍之介『私は不幸にも知っている。時には嘘によるほか語られぬ真実もあることを。』
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芥川龍之介『懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑はぬという信念の上に立つ者である。』
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芥川龍之介『阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。』
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芥川龍之介『天才とは、わずかに我々と一歩を隔てた者のことである。』
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芥川龍之介『我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。』
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芥川龍之介『強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。』