仏教の開祖 釈迦(画像)
目次
内省
『建設』というのは俗に、建物・施設・道路などを、新たに造ること。あるいは、新しい機構や組織を作り上げることを言う。『建設的』というのは俗に、その事の良さを積極的に認めた上で、さらに良くしていこうとするさま。 物事の成立や進行をおし進めようとするさま、前向きなことを言う。『鬼ごっこ』とは違って『建設』とは、逃げない。それが決定的なポイントだ。
『人生を建設的に生きる』という言葉の意味は、まるで家を建設していくかのように、基礎、土台作りから確実に一歩一歩積み重ねて生きること。その作業の一つでも手を抜こうものなら、後でそこが原因となって家が崩れる。そう考えて、このやってくる毎日を、『同じ毎日』だとは絶対に考えない。『確かな一歩』だと考えるのである。
自分のその『建設』が、末代にまで響く意味あるものだと知ったなら、そういう人の血は沸き、肉は踊る。自分の子孫に最高のバトンタッチが出来るからだ。人間にとってそれ以上の喜びはない。
ある動物は、自分の子供を産んだ瞬間に命を落としてしまう。彼女にとって、子供を産むのは命がけなのだ。いや、命と引き換えなのだ。しかし、そんな彼女を見て我々は、なぜ『哀れ』だとは思わず、『尊い』と思うのだろうか。『それ』が、人間も含めた全ての生命の、矜持だからだ。命を繋ぐために、我々は今日も明日も生きていくからだ。それが使命なのだ。
だとしたら『建設』の意味するところはあまりにも大きい。『鬼ごっこ』をしている暇など、一分もない。
参照文献
仏典
法句経18。関連する『黄金律』
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