仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
そのためには、『自分の考えは絶対に正しい真理だ』と思い込まないことが重要だ。いくら真理・原則・神について勤勉であってもダメだ。この世に絶対などない。そういう考え方を”どこかで”もっていれば、それが出来るはずだ。”どこかで”と言ったのは、もちろん、往々にしては、真理・原則が絶対原則だからである。
1+1=2だ。
それが変わることは、往々にして、ない。だからそれらを基準にしていれば、間違いはない。しかしそれでも、人間の持つ環境の差異から生まれる、100兆通りの理由の中では、100兆、全ての場合において、自分の考え方がまかり通るとは限らない。そういうものだ。
絶対不変かつ、普遍的な真理を重んじることは、正しい考え方だ。だが、相手もそう思っているとき、例えば、異宗教などはどうだ。自分の『真理』も正しい。相手の『神』も正しい。そうなったとき、人間に求めらるのは、『調和』である。
決して『争い』をする必要も、ましてや『同調』する必要もない。往々にして自分が信じるものは正しいが、それが通用しないケースがある。それぐらいの大きな器の中に、自分と相手の立場、存在を見出すことが出来れば、我々は、両方正しく、そして両方間違っているということに気が付けるだろう。
遠い昔、人々から崇拝されていた予言者は、今では笑い者だ。それと同じように、遠い未来の子孫に対する『知恵の遺産相続』だと思うのだ。我々が葛藤し、見つけ、探しあてた叡智は、そうして次の世代の、より優れた子孫へと繋がれていくのだ。
参照文献
仏典
法句経201。関連する『黄金律』
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