仏教の開祖 釈迦(画像)
目次
内省
調子に乗って浮ついて、調子が落ちて落ち込んで、まるで赤ん坊の様だ。なぜ赤ん坊のままでいるのだ。我々は赤ん坊ではない。赤ん坊、小人、大人として階段を上がっているはずだ。勝って驕らず、負けて腐らずという言葉の意味を知るのだ。あるいは、『勝って兜の緒を締めよ』という言葉もある。
『勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、
『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』
という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、
『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』
という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。そんなことになれば何もかも水の泡である。
あるいは、『ピンチはチャンス』という言葉もある。ピンチという逆境を利用して、今まで眠らせていた潜在能力を発揮させるのだ。さしずめピンチとは、『今まで水路が10個あったが、9つも減ってしまった』 ということ。そしてチャンスとは、『だが、残った1つの水路から、10個分の水が放出されるようになり、思ってもみない莫大なエネルギー源の確保、あるいはエネルギーの放出方法を習得した。』ということなのである。
我々は赤ん坊時代から、勝って、負けてを繰り返して生きているはずだ。大人になってもその経験から何も学習できず、勝っては驕り、負けては腐るを繰り返し続けるのであれば、そこには『意志』が見当たらない。我々はたった一度の人生を生きているのだ。
参照文献
仏典
経集268。関連する『黄金律』
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